神戸市垂水区の“mahina相談室(マヒナ)”では、発達障害と診断されたお子様や子育て中の親御さんのお悩み解消をするためにカウンセリングを行っています。

お知らせ

NEWS

2021/12/01

ごあいさつ

はじめまして。神戸市垂水区でmahina相談室を主宰している宮下桂奈と申します。
ご挨拶を兼ねて、私のプロフィールを紹介させていただきます。

私は、幼少期、自然の中を3歳上の兄と駆け回って育ち、その感覚が忘れられず、大学では当時女性では珍しかった林学を専攻し、兵庫県の林業職員として働いていました。
結婚、出産を経て、仕事では思いがけない抜擢を経験した直後、長男が突然4歳という年齢で痙攣をおこして倒れ、脳腫瘍と宣告されました。

息子は、5度の手術と放射線治療を受けた後遺症で右半身麻痺となり、また発達障害にも似た症状を示す高次脳機能障害となりました。体も暑さ寒さに弱く、自力でのホルモン分泌ができなくなり、薬がないと生きられない体となりました。

私は、家族の協力を得ながらフルタイムの仕事をこなし、様々な障害を抱えた息子の療育とリハビリに加え、次男の育児をしていましたが、疲れ果て、長男の障害という現実を受け止めきれないまま走り続けた結果、重い鬱病となり倒れてしまいました。
一時期は寝たきりになり、体重はみるみる落ちてガリガリに。
手は震え、テレビの画面から発する刺激にも体がこわばり、簡単な料理も作れなくなってしまいました。

この出来事で「できない」ということがどういうことなのか身に染みて感じるようになり、思うように動けない、やろうとしてもできないという息子の気持ちが痛いほどわかりました。

そんな折、小児がんの家族会と出会い、同じような気持ちを抱いた人と触れ合う中で、元気だった息子の姿がすっかり変わってしまったことが辛くて、頑なになった私の心が溶けるような体験をしました。

その後、長らく患者会の世話人として子どもたちや家族の方と接する中で、せっかく助けられた命が輝ける場所が作れないかと模索し、ハンドメイドランジェリー「むすびブラ」を開発し意匠登録を取得しました。
子どもたちの居場所作りにと考えたランジェリーでしたが、違うところでの反響が大きく、着けた瞬間、心がゆるみ笑顔があふれ、たくさんの喜びの声が寄せられています。
今では、このランジェリーで幸せになる人を増やしたいと、型紙販売と作り方教室を主体に行っています。

また、ハンドメイドランジェリーを手掛け始めたころ、ちょうど開発間もないヒモトレに出会い、ヒモトレを開発されたバランストレーナーの小関勲さんや治療家の方々のヒモトレ講習会に通い、すっかりその奥深さに魅了され、3年前から自身でも様々なところでヒモトレ講座も行っています。

私は、息子に起きた出来事で人生の転換を余儀なくされましたが、彼のおかげで食の大切さに気付き、ハンドメイドランジェリーを開発し、ヒモトレと出会うことができました。また、障害のある子をどうやって育てたらいいのかわからず、悩んで悩んで「人は何のために生きるのか」「私は何がしたいのか」「私はどういう存在なのか」という根本のことと向き合うことになり、息子たちから多くの気付きをもらいました。

そして、自問自答した末の私が一番やりたいことが「子どもを守る。子どもたちが生きやすい環境を作る。」でした。

息子がどんな姿であってもそれは必然だったと思えた私だからこそ言えることがある。

長男は、右半身麻痺があったからこそ出会えた左手のピアノの世界で人生の息を吹き返しました。
捉え方一つで人生は変わります。

様々な人生経験を通して、子育てに悩むお母さんたちの悩みに寄り添い、深層心理ワークなどを通して笑顔を取り戻すお手伝いをしていく所存ですので、どうぞよろしくお願いします。

ごあいさつ
ごあいさつ